多田 容子(ただ ようこ、1971年(昭和46年) - )は、日本の小説家、古武術研究家。三重県伊賀市在住。

来歴

香川県高松市に生まれ、兵庫県尼崎市園田で育つ。1993年に京都大学経済学部卒業。在学中から小説を書き始める。卒業後は保険会社に入社するも同年12月に退職。小説家への道を目指す。時代小説大賞には1996年から3年連続で最終候補に残る。1999年、『双眼』(講談社)にてデビュー。

人物

小学生の頃からテレビの時代劇のファン。武術・古武術・忍術・手裏剣術についても造詣が深く、講演も行っている。居合道3段。2004年に兵庫県芸術奨励賞を受賞。2013年から三重県伊賀市に在住。

作品一覧

長編小説

  • 「双眼」(講談社、1999年)
  • 「柳影」(講談社、2000年)
  • 「やみとり屋」(講談社、2001年)
  • 「秘剣の黙示」(講談社、2001年) - 文庫では「女剣士・一子相伝の影」に改題
  • 「甘水岩」(PHP研究所、2004年)
  • 「月下妙剣」(講談社、2005年)
  • 「柳生双剣士」(講談社、2006年)
  • 「柳生平定記」(講談社、2006年)
  • 「おばちゃんくノ一 小笑組」(PHP文芸文庫、2012年)
  • 「諸刃の燕」(集英社文庫、2012年)
  • 「女忍隊の罠 おばちゃんくノ一 小笑組」(PHP文芸文庫、2013年)
  • 「寝太郎与力 映之進」(富士見書房、2015年)

短編小説

  • 「黒船忍者」(徳間文庫 歴史時代作家クラブ編「幕末スパイ戦争」収録、2015年)

インターネット連載

  • 「金四郎と九十郎」(web集英社文庫)。

ノンフィクション・その他

  • 「武術の創造力 - 技と術理から道具まで」(PHP研究所、2003年) - 甲野善紀との共著
  • 「不滅の侍伝説『子連れ狼』」(体育とスポーツ出版社、2004年) - 小池一夫との対談本
  • 「自分を生かす古武術の心得」(集英社新書、2008年)
  • 「新陰流 サムライ仕事術」(マガジンハウス、2009年)
  • 「一発逆転の武術に学ぶ会話術」(BABジャパン、2015年)

テレビ出演

  • 片岡愛之助の解明!歴史捜査(BS日テレ) - 2016年7月7日放送「徳川家康危機一髪 決死の伊賀越えと謎の忍者服部半蔵の真実を追え!」、2016年4月7日放送「謎の剣豪、柳生一族とは何者だったのか? 徳川家と柳生一族の光と影を追跡せよ!」
  • 英雄たちの選択(NHK BSプレミアム) - 2015年9月3日放送、テーマは徳川家康の「伊賀越え」
  • 課外授業 ようこそ先輩(NHK Eテレ) - 2015年5月29日放送、テーマは「忍者に学ぼう」、母校は兵庫県尼崎市立園田小学校

脚注

関連項目

  • 日本の小説家一覧
  • 時代小説・歴史小説作家一覧

外部リンク

  • 多田容子の公式サイト
  • 多田容子 (@y_tada) - X(旧Twitter)(2010年12月 - )

女性作家 時代小説4冊セット メルカリ

その他の活動

諸刃の燕/多田 容子 集英社 ― SHUEISHA

多田容子 OFFICIAL SITE 時代小説作家のサイトです

時代小説文庫 新刊が発売になりました!|二見書房