もしもし原宿』(もしもしはらじゅく)は、日本ポップ歌手、きゃりーぱみゅぱみゅのミニ・アルバム。彼女のデビューアルバムとして、2011年8月17日にワーナーミュージック・ジャパンより発売された。アルバムの収録曲の全ての作詞作曲と編曲及びプロデュースは、中田ヤスタカによって行われた。いくつかの曲の歌詞は、彼女と中田の何気ない会話を基に生み出された。

背景

このアルバムは、capsuleでの活動やテクノポップユニット、Perfumeのプロデュースを手掛ける中田ヤスタカによって制作された。きゃりーぱみゅぱみゅが、中田が主催する未成年の為のクラブイベント「TAKENOKO!!!」にDJとして何度か出演しており、それをきっかけに高校3年生の冬頃に歌手デビューの話を持ちかけられた。

アルバムタイトルは、きゃりーが中田と「海外の人でも知っている名前がいい」という話になり、“カワイイ”や“コンニチワ”などいくつかの候補を挙げ、その中から“もしもし”が採用された。

構成

アルバムはオリジナル曲5曲とカバー曲1曲の計6曲からなる。その全ては、中田ヤスタカによってプロデュースされた。1曲目の「きゃりーのマーチ」は、収録曲の中で最後に録音された曲で、“きゃりーのテーマソング”というコンセプトの歌である。2曲目の「チェリーボンボン」は、中田の「ご飯とストロベリーのどっちが好き?」という質問に、彼女が「チェリーが好きです」と答えたことから制作された。『bounce』の久保田泰平によれば、「幼い頃に感じたワクワク感をそれに喩えて思い出す」歌である。

3曲目の「PONPONPON」は、収録曲の中で最初に録音された。アルバムのリード曲として2011年7月20日に、日本を含む世界23カ国のiTunes Storeで先行配信された。iTunesのフィンランドのエレクトロチャートで1位、ベルギーで日本人歌手最高位となる首位を獲得。また、ビルボードJapan Hot 100で最高11位を記録した。

6曲目の「jelly」は、2006年にcapsuleが発売した同名曲のカバー。

批評

本作は、ポピュラー音楽の批評家から標準的評価を受けた。『hotexpress』の山本純は、先行シングル「PONPONPON」の中毒性やカバー曲「jelly」に言及し、「新人ながらとにかく見所聴き所の多い作品」とコメントした。

チャート成績

2011年8月29日付けのオリコン週間チャートで、初登場18位。同日付けのBillboard JAPAN Top Albumsで初登場15位を記録。

収録曲

出典

外部リンク

  • ワーナーミュージック・ジャパンによる紹介ページ
    • もしもし原宿 (初回限定フォトブック仕様)
    • もしもし原宿 (通常盤)
  1. きゃりーのマーチ - 歌ネット
  2. チェリーボンボン - 歌ネット
  3. PONPONPON - 歌ネット
  4. ちょうどいいの - 歌ネット
  5. ピンポンがなんない - 歌ネット
  6. jelly - 歌ネット

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