景観条例(けいかんじょうれい)とは、地方公共団体の条例。
概要
良好な都市景観を形成することを目的としている。
1968年(昭和43年)に金沢市が制定した「伝統環境保存条例」(現:「金沢市における伝統環境の保存及び美しい景観の形成に関する条例」)が最初とされている。都道府県では1969年(昭和44年)の宮崎県の「沿道修景美化条例」が最初とされている。その後に全国に拡大していった。
しかし、2005年(平成17年)まで法令の委任に基づかない自主条例だったため強制力がなかった。
景観法が2005年(平成17年)6月1日に全面施行されて以降、景観行政団体である地方公共団体は条例で景観問題に対して大きな役割を果たすことが可能になった。
制定状況
関連書籍
- 土岐寛『景観行政とまちづくり―美しい街並みをめざして』時事通信出版局、2005年。ISBN 9784788705524。
- 伊藤修一郎『自治体発の政策革新―景観条例から景観法へ』木鐸社、2006年。ISBN 9784833223768。
- 坂和章平『眺望・景観をめぐる法と政策』民事法研究会、2012年。ISBN 9784896287691。
関連項目
- 景観
- 景観法
- 古都における歴史的風土の保存に関する特別措置法




